プロバスケットボールB2は10月3日に開幕します。青森市を拠点にする「青森ワッツ」は新たに9人が加入した新体制でシーズンを迎えます。クラブの経営危機を乗り越えて挑む新シーズン。フロント・選手が掲げる目標は「B1昇格」です。

「青森ワッツ」は9日夜、八戸市内で新体制発表会見に臨みました。チームは9人の選手が新たに加わり13人のメンバーで新シーズンに挑みます。

チームの指揮を執る大島洋介ヘッドコーチがスローガンを発表しました。

青森ワッツ 大島洋介 HC
「全員が全力で走る早いショットを打ち続けるということでございます。『B1昇格』を目指して『RUNNING AND GUNNING』。チームスローガンを徹底してバスケットボールに取り組む所存でございます」

29勝31敗の過去最高成績でプレーオフに進んだ昨シーズンと同じく、コートを広く展開し、素早い攻守の切り替えのスタイルを維持しながら、新たな進化を目指します。

キャプテンとしてチームを率いる弘前市出身の寺嶋恭之介選手は、大幅な選手の入れ替えにも手ごたえをつかんでいます。

青森ワッツ 寺嶋恭之介 選手
「バスケットボール人生を懸けてのチームなので、今シーズンはリーダーとして、このチームを引っ張っていきたいと思っています。しっかり皆さんにいい試合をお届けできるように準備していきたいと思ってます」

クラブは昨シーズン、当時の筆頭株主の経営破綻のため解散の危機に陥る中、サポーターの支援を受けて継続の道を歩み始めました。

メルコグループを新オーナーに迎えた当時の社長で、クラブの北谷稔行ゼネラルマネージャーは、今シーズンが青森ワッツの存在理由を証明するシーズンだと強調します。

青森ワッツ 北谷稔行 GM
「去年青森ワッツが危機的な状態に陥った。その中でたくさんの方にサポートしてもらった。そのサポートを今年皆さんに喜んでもらえるようなプレーで恩返しできる選手が集まった」

初の『B2優勝』と、『B1昇格』へ―。
青森ワッツは今週末のプレシーズンゲームを経て10月、Bリーグでの9シーズン目に挑みます。

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