任期満了に伴う今年11月の鹿児島市長選挙に、現職の下鶴隆央さんが9日、立候補する意向を正式に表明しました。

下鶴市長は9日の市議会で、11月の市長選に2期目を目指して立候補する意向を正式に表明しました。市長選への立候補表明は、下鶴さんが初めてです。

下鶴さんは鹿児島市出身の44歳で、IT企業を経て、2011年に県議会議員に初当選。2020年、3期目の途中で辞職し、市長選に無所属で立候補して初当選しました。

議会のあとの会見で、1期目について、新型コロナ対策や公約だった待機児童ゼロなどの実績を強調。2期目は、引き続き子育て支援施策の充実やICT=情報通信技術の積極的な活用などで、若い世代に選ばれる街を目指していく考えを示しました。

(下鶴隆央氏)「まずは若い世代、子育て世代に選ばれる街、鹿児島市の実現に向けて全力を傾けてまいりたい」

一方、候補地が2度白紙に戻ったスタジアム整備について、「迷走している」との指摘には。

(下鶴隆央氏)「(市の)土地がない中で非常に難しい課題に取り組んできた。しっかり次こそは候補地を定められるよう取り組みたい」

前回同様に無所属で立候補する予定ですが、各政党に推薦を依頼する考えも示しました。

市長選にはこのほか、共産党鹿児島地区委員会など12の団体でつくる市民団体も、今月中の候補の擁立を検討しています。

市長選は11月17日告示・11月24日投開票です。

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