2カ月ぶりに活気が戻ってきました。
7月の大雨で県道が崩落した出雲市日御碕地区で、新たな仮設道路が7日開通し、一般車両も通行できるようになりました。
開通と同時にさっそく多くの観光客らで賑わいました。

記者 清水栞太
「県道の崩落した日御碕地区に新しい仮設道路ができました。2カ月ぶりに一般車両の通行が可能になります」

7月9日の大雨で県道が崩落した出雲市日御碕地区。孤立状態は1カ月近くに及びました。

その後、地元住民らの車や緊急車両のみ通行できる迂回路が設けられていましたが、7日、一般車両も通れる仮設の道路が完成しました。

道路が開通したこの週末、日御碕地区の人気観光スポット・日御碕灯台を訪れてみるとさっそく駐車場は満車状態に…。県内外からの観光客で賑わっていました。

訪れた人は
「久しぶりに通れるの知って」
「やっぱ観光地なので来たかったなって思ってました」
「手前の仮設道路が通れたとき感動しました。いざ来てみたら来たことある日御碕と変わりなかったので」

開通に合わせてやってきた地元の人も多くいましたが…

訪れた人は
「ずっとこれなかったんですけど知ってます?」
「それは知らないです」
「きのうまでずっと」
「そうなんですか?!知らんかった」
「直ったことを知らなくて今日来ていまご主人から昨日直ったとこよって」

偶然やってきた観光客も多くいました。

そして、久々の活気にホッと胸をなでおろすのが…

石富商店 石富一男さん
「2カ月ぶりですようやく開けられました。もうちょっと長いと思っていた」

こちらは、灯台のそばで土産物店を営む男性。
日御碕地区は観光業に携わる人が多く、2カ月ぶりに戻った客の姿に
安堵の様子です。

石富商店 石富一男さん
「7月の最初に来る荷物がようやく届いて。その荷物がこれなんですけど、出せたけども時期が遅れてしまう」

こちらは書き入れ時の夏休みシーズンに合わせて注文していた商品ですが、仮設道路が開通し、7日ようやく入荷しました。

9月になって夏用の商品を並べることになるなど、ちょっと困ったこともあるものの、客足が戻ってきたことでいつもの風景に戻りつつある日御碕地区。

仮設道路は観光バスなどを含む大型車両がまだ通行できないということで、早期の完全復旧が待たれます。

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