花園出場をかけた高校ラグビー宮城県予選。2回戦が7日・8日行われ、ベスト4が出そろいました。

宮城利府町で行われた2回戦。県高校総体で36年ぶりに仙台育英を破り勢いに乗る第1シード佐沼と石巻工業との対戦。強力フォワード陣を擁する緑のユニフォームの佐沼は、試合開始早々、トライを決め先制します。

わずかなスペースを見逃さない判断力で立て続けにトライを決める佐沼。対する石巻工業は、1・2年生が中心のチーム。強力フォワード陣の攻撃を封じようと立ち向かい、それにつられ3年生も粘り強く戦います。しかし、強敵の前に力及ばず2回戦で姿を消しました。

花園に28年連続出場の仙台育英と仙台との対戦。スピードとパワーを持ち合わせた黄色のユニフォームの仙台育英が、次々とトライを決めリードを広げていきます。攻め込まれる時間が多い仙台ですが、チーム一丸で育英の猛攻を食い止めます。最後まで戦い抜きました。

仙台 薄木誠主将:
「結果で恩返しできずにすいません。3年間ご指導ありがとうございました」

第3シード仙台三高と白石工業との試合は、序盤から突破力のある仙台三高が、前半に4つのトライを奪うなど試合を有利に進めます。仙台三高の強力フォワード陣に先頭に立って立ち向かうのは、白石工業のキャプテン・遠藤珠樹。チームに勢いを与えるプレーを続けます。すると、試合終了間際…。フォワードの意地を見せました。

白石工業 遠藤珠樹主将:
「チーム全体で最後に1トライが取れて、トライという形で試合を終えることができ、やりがいがあった3年間だったと思います」

ベスト4が決まりました。準決勝は来月17日に行なわれます。第1試合は、佐沼対利府。打2試合は、仙台三高と仙台育英の対戦となっています。

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