さいたま市・浦和区の81歳の男性がSNSで知り合った日本人女性をかたる人物から日用品などを扱うネットショップの経営をもちかけられ、およそ3億円をだましとられました。
警察によりますと、今年4月上旬、さいたま市浦和区に住む男性(81)に日本人女性をかたる人物からSNSを通じてメッセージが届き、やりとりするうちに「ネットショップの経営をやらないか」などともちかけられたということです。
男性は、日用品などを扱うネットショップで販売する商品の仕入れ費用の名目で、指定された口座に複数回にわたって送金。
13億円の売り上げが出ていることを示す画像を見せられため、売り上げを引き出そうとすると「引き出すには税金3100万円、保証金1600万円が必要」と言われました。
そこで男性はさらに複数回送金、あわせておよそ2億9000万円をだまし取られました。
県内でのSNS型投資詐欺の被害額としては過去最高です。
その後、連絡が取れなくなったことを不審に思った男性が警察に相談し、事件が発覚しました。
被害に遭った男性は「まさか自分が詐欺にひっかかるとは思わなかった」と話しているということです。
埼玉県警は「電話やSNSメッセージで『投資をすれば必ず儲かる』などと言われたら詐欺を疑い、家族や知人に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
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