普天間基地の移設工事が進む名護市の大浦湾でサンゴの白化が確認されていることを受け、沖縄防衛局はサンゴの移植作業を中断しました。

普天間基地の名護市辺野古への移設に向け沖縄防衛局は、埋め立て予定地に生息するサンゴ約8万4000群体の移植を進めています。

これに対し県は、これまでサンゴの死滅につながる高水温が続いていることなどから「移植は工期ありきではなくサンゴの生存率を高める観点から実施してほしい」と求める行政文書を防衛局に提出していました。

こうしたなか県によりますと、4日、「サンゴの白化が見られるため当面の間移植作業を中断する」と防衛局から連絡があったということです。

防衛局によると小型サンゴ類は先月16日から、大型サンゴ類は先月22日から移植作業を中断しているということです。作業再開の判断基準などについては示されていません。

(4日の映像から)県による調査

大浦湾のサンゴをめぐっては、県が4日に実施した潜水調査で、移植先周辺のサンゴの白化が確認されていて、生態系への影響が懸念されています。

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