下関市の海響館で展示されている「アマミホシゾラフグ」。
産卵する場所にミステリーサークルをつくることで知られています。

展示に成功したのは世界初、というこのフグは順調に生育しています。

白と銀の水玉が散りばめられた模様が奄美大島の星空のよう、ということでロマンチックな名前が付けられました。

海響館スタッフが奄美大島で採取した卵をふ化させて100日を超えました。

生態に謎が多くふ化させ、育てた個体の展示に成功するのは世界初だといいます。

展示が始まったころ、先月6日には体長2・5センチほどでした。

1か月がたって、体長は4センチほどになりました。

成魚は、体長10センチまでになるそうで、オスが、卵を産む場所、産卵床をミステリーサークルのようにすることで知られています。

海響館魚類展示課 皆川梢さん
「水槽でミステリーサークルをつくってくれたら最高なんですが、直径2メートルという大きなものなので今の段階では難しいんですがいつかはできたら最高だなと思う」

海響館での飼育日数記録も更新中。

状態を見ながら展示を続けるそうです。

海響館には新しい仲間が増えています。

こちらは、今年6月に誕生したミナミイワトビペンギンです。

2羽とも正羽に生え変わり、体もずいぶん大きくなりました。

ただ、大人の特徴である目の上の立派な黄色の飾り羽はまだありません。

来年の夏ごろ、羽の生え変わりとともに生えてくるそうで、しばらくは、見分けがつきやすそうです。

さらにこちらも、新しい仲間、「マミズクラゲ」。

8月31日に、市民から「ため池で見つけた」と連絡を受けて50匹ほどを採取しました。

クラゲでは珍しく淡水に生息し、神出鬼没で短命。

長期間の飼育は難しいとされています。

この不思議なクラゲはきょうから、展示されるということです。


海響館で、かわいらしい海の生き物を眺めて涼しさを感じてみてはいかがでしょうか。

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