3日午後、島根県隠岐の島沖の日本海で操業中の漁船で、乗組員の男性が意識朦朧状態となり、ヘリコプターで救急搬送されました。

境海上保安部によりますと、搬送されたのは60代の男性で、3日午後7時頃「乗組員に急病人が発生したので救助を要請する」旨の118番通報が、この漁船の船長からありました。

このため、第八管区海上保安本部美保航空基地所属のヘリコプターと浜田海上保安部所属の巡視船あさま、関西空港海上保安航空基地所属の固定翼機が現地に急行しました。

現場は隠岐の島(島後北端)から北西約77kmの海域で、巡視船が漁船に到着しましたが、男性の意識状態が良くなかったため、船を乗り移ることができませんでした。

その後、固定翼機の照明弾を使用して、午後11時49分に機動救難士により男性を美保基地所属のヘリコプターに収容、4日午前0時30分に島根県松江市内の病院に引き渡しました。

男性は、熱中症による脱水症状とみられるということですが、翌日4日には体調が回復したという事です。

3日には同じく隠岐の島沖で操業中の漁船で、熱中症によって20代の男性が倒れ意識を失い、この時も海上保安庁のヘリコプターにより搬送されています。

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