兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する県職員へのアンケートで、結果が公表されていなかった約2000人分のうち、知事のパワハラを見た・聞いたとする回答が半数を超えていることが、わかりました。
この数字について、けさ登庁した斎藤知事が受け止めを述べ、「自らの言動にもう一度襟を正す」としました。
百条委員会が県職員に行ったアンケートでは、全体の7割近くにあたる約6700人が回答。8月23日に中間報告として公表された約4500人分の回答結果では、知事のパワハラを見た・聞いたとする職員が約4割にのぼっていました。
さらに、結果が公表されていない約2000人分の集計も完了。関係者によりますと、その約2000人分で斎藤知事のパワハラを見た・聞いたとする職員の割合が5割を超えたということです。
この結果は近く正式に公表される見通しです。
4日午前、登庁した斎藤知事はMBSなどの取材に対し、このように話しました。
――アンケートで、5割超の職員が「パワハラを見聞きした」との回答、受け止めは?
(斎藤知事)「アンケートの結果は見ていないが、中間報告も同じでしたので、前回の百条委で答えたように、『机を叩く』など職員に不快を与えるような行為については証言をした。職員にそういうことがいろんな形で伝わって、不快な思いを与えたのは申し訳ない。」
「知事の言動は、職員に伝わりやすい状況になっていると思います。直接接する人は、幹部が中心なので、何千人に接しているわけではないが、伝聞などで広がっているということなので、自分の言動は襟を正して注意しなければいけない。」
5割を超える、とされる結果について、斎藤知事はこのように話しました。
6日の百条委では、斎藤知事が再度出頭する予定です。
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