「工場で働いているのは高校卒業レベル」と“学歴差別”ともとられる発言で批判を受けていた新潟県上越市の中川幹太市長について、市議会は不信任決議案を否決しました。

上越市議会 滝沢一成 議員
「上越市政を前に進めるために、市長への不信任決議案を提出いたします」

上越市議会で初めての市長への不信任決議案。発端は今年6月でした。中川幹太市長が企業誘致をめぐる議会答弁で、「工場で働いているのは高校卒業レベルの人で、頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言したのです。

議会から辞職勧告を受け、市長は「不適切だった」と認めたものの…

上越市 中川幹太 市長
「引き続き、市長として職責を果たしていきたい」

そして、きょうの採決。賛成11人、反対21人で市長の不信任決議案は大差で否決されました。

上越市 中川幹太 市長
「非常に重く受け止めておりますので、これを肝に銘じながら職責を果たしていかなければならないと思っている」

一方、市民有志らは「辞職しない場合はリコール運動も辞さない」としていて、市政の混乱は続きそうです。

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