利用した運転代行の車を叩いて脅迫し、代金を支払わずに逃げたとして、熊本県玉名市の男が逮捕されました。

強盗容疑で逮捕されたのは、玉名市月田に住む職業不詳の男(72)です。

男はきのう(8月23日)午後9時ごろ、玉名市月田の路上で、同市の運転代行業の男性(43)などが使う軽乗用車を木刀のようなもので叩いて脅迫し、2000円の代行料金を支払わなかった疑いが持たれています。

警察によりますと、男は玉名市内の飲食店で酒を飲んだ後、運転代行業者を呼び、自宅付近まで送るように頼みましたが、その途中で突然停車を要求。

そして自らの乗用車から、木刀のようなものを取り出し、運転代行の軽乗用車の車体を数回にわたって叩き、フロントガラスなどを壊したということです。

運転代行業の男性などはその場から逃れ、けがはありませんでした。

男はその後、自ら乗用車を運転して帰宅したとみられ、約9時間後に任意同行先の警察署で逮捕されました。

男は「記憶にありません」と容疑を否認しているということです。

車を壊したとみられる木刀のようなものは見つかっておらず、警察は動機などを詳しく調べる方針です。

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