大阪府咲洲庁舎に入るホテルの経営者の男らが資産隠しをした疑いで逮捕された事件で、男らは休眠会社の口座を悪用したとみられることがわかりました。

 「さきしまコスモタワーホテル」の実質的な経営者・誉田喜博容疑者(62)と運営会社の代表・小寺孝明容疑者(64)は去年8月~9月、強制執行による資産の差し押さえを逃れるため、宿泊料金など約900万円を別の会社の口座に隠した疑いが持たれています。

 警察によりますと、誉田容疑者らは、知人が代表を務め長期間事業を停止していた会社の口座名などをホテルと同じ名前に変更し、宿泊サイトから料金を振り込ませていたとみられるということです。

 ホテルをめぐっては、賃料などを滞納したとして、咲洲庁舎を所有する大阪府が今年10月末までに退去するよう求めています。

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