【台風10号・最新情報更新】28日に「東日本方面」に接近・上陸の恐れ　その後「日本列島縦断」か…　予想最大瞬間風速60m/s　接近前に早めの備えを【最新進路予想・気象予報士の解説あり】

発達しながら日本に向けて北上を続ける「台風10号（サンサン）」。気象庁の最新の実況によりますと「台風10号」は、現在マリアナ海峡にあり、北方向にゆっくりとしたスピードで北上しているとみられている。

このあと「台風10号」は26日に一時「非常に強い勢力」にまで発達して、27日～28日かけて本州に上陸。その後に、日本列島を縦断する恐れもある。

気になる「台風10号」の今後の動き。
一体どのように進んでくるのでしょうか？

以下、気象庁が発表する「台風10号」実況と最新進路予報となります。
（◎のマークのある予報が日本に接近するとみられる日時の予報となります。）

「台風第10号（サンサン）」の実況と予報
（気象庁・23日午後6時40分発表）

・23日午後6時の実況によりますと…
「台風10号」は、北緯18度00分、東経141度20分を中心に『マリアナ諸島』で北方向にゆっくりとした速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は985ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。台風の全域55kmが秒速25mの暴風域となっていて、東側280kmと西側220kmが、秒速15ｍ以上の強風域となっています。

・24日午後6時の予報によりますと…
「台風10号」は「強い勢力」へと発達して、北緯22度25分、東経140度55分を中心に『小笠原近海』で北方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。予報円の半径は105km、台風の全域160kmが暴風警戒域となっています。

・25日午後3時の予報によりますと…
「台風10号」は「強い勢力」のまま、北緯26度05分、東経138度10分を中心に『日本の南』で北北西方向に時速20km速さで進むとみられています。中心の気圧は955ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。予報円の半径は185km、台風の全域320kmが暴風警戒域となっています。

※気象庁のHPによりますと、最大瞬間風速60m/sで…
「樹木・電柱・街灯が倒れる」「ブロック壁が倒壊する」「木造住宅が倒壊し始める」「鉄骨構造物が変形する」といった恐れがある強さの「猛烈な風」となります。

◆26日午後3時の予報によりますと…
「台風10号」は「非常に強い勢力」に発達して、北緯28度35分、東経135度10分を中心に『日本の南』で北西方向に時速15kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は950ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。予報円の半径は220kmで、台風の全域370kmが暴風警戒域となっています。

◎27日午後3時の予報によりますと…
「台風10号」は「強い勢力」となり、北緯31度20分、東経135度10分を中心に『日本の南』で北方向に時速15kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は955ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。予報円の半径は280kmで、台風の全域440kmが暴風警戒域となっています。

◎28日午後3時の予報によりますと…
「台風10号」は、北緯37度40分、東経138度35分を中心に『本州』で北北東方向に時速30キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。予報円の半径は330kmで、台風の全域440kmが暴風警戒域となっています。

気象予報士・吉田篤さんによる「台風10号」の解説
～教えて！吉田さん！～

台風10号は日本のはるか南の海上にありまして、この後ですけれども、勢力を強めながら、発達しながら北へ進む見込みとなっています。この予想通りに北上していきますと、来週、週明け月曜日（26日）に南の海上に近づき、火曜日（27日）以降になって日本列島に接近。または縦断する恐れが出てきました。暴風域を伴っていますので、強い勢力のまま日本列島にやってきそうです。