福島県双葉町では、歩道を走行できる乗り物、次世代モビリティの実証が23日からスタートしました。「歩きたくなる町」の実現へ、愛知県豊田市と連携です。

関根佑記者「私が乗っているこちらの移動用小型車で、町の施設や企業が立ち並ぶ地区をめぐることができます」

双葉町の復興産業拠点・中野地区で始まった次世代モビリティの実証事業。町が掲げる「歩きたくなる町」の実現に向け、次世代モビリティ事業で連携する愛知県豊田市や企業から、無償で移動用小型車6台が貸し出されました。

豊田鉄工 営業部・中島健介部長「誰でも安全安心に乗ることができるモビリティという特徴を活かしながら開発を進めている」

導入されたのは、立ち乗りタイプと座り乗りタイプの2種類。最大時速は6キロのため、歩行者と同じ扱いで歩道を走行することができ、ヘルメットの着用も必要ありません。

双葉町・伊澤史朗町長「このモビリティを活用することで、回遊性をさらに向上させるという部分では非常に有効な取り組みだと思っている」

貸し出しは、町の産業交流センターと浅野撚糸で行っていて、利用は当面の間無料、町では、実証の結果をもとに利用できる範囲を町全体に広げていく方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。