グラウンドにこだまする気迫溢れる声。

聖光学院高校に今年4月に創部。
県内では2校目となる女子硬式野球部です。

近年、全国で増え続けていてる女子硬式野球部。
2015年は19チームほどでしたが、去年は60チームとおよそ3倍に増えました。

夏の全国大会は、男子と同じく甲子園で決勝戦が開催されるなど、女子高校野球も盛り上がりを見せています。

チームのメンバーは29人。全員が一年生で全国各地から集まりました。

---落合さん「お父さんから聖光に女子野球部ができると聞いて、創部一年目で歴史の1ページを作れるいい機会だなと思って。」

---山谷さん「聖光学院は、毎年甲子園に出ているので、気になって入部しました。」

県内屈指の名門、聖光学院に憧れを抱き入部した選手たち。

初代キャプテンは会津若松市出身の水野心選手。
兄の姿に憧れ入部しました。

---水野さん「兄が聖光学院野球部の3年生なんですが、不動心の言葉のままの人間になっていて、自分もそういう人間なりたいと思って入りました。」

男子野球部が掲げる「不動心」を、同じく背中に刻んでいます。

さらに、女子野球部オリジナルのスローガンも。
「A・T・G」です。

明るく。
楽しく。
元気良く。

メンバー全員がATGの精神で日々の練習に励んでいます。

過酷な暑さの中、がむしゃらに白球を追い続ける選手たち。
一歩ずつ強いチームを築くため、決して妥協することはありません。

---松崎監督「創部して4ヶ月経つのですけども、彼女たちの裏表なく、純粋に明るく野球を楽しんでる様子が、毎日見られて幸せです。」

29人の目標は公式戦で初勝利を掴むこと。

先月、初め望んだ公式戦となる夏の全国大会では、島根県の島根中央高校と対戦。
4−5で惜しくも敗れました。

しかし貴重な経験だったと、水野キャプテンは振り返ります。

快音が響くグラウンド。日が落ちるまでバットを振り続ける選手たち。
攻撃の要となる、センターの山谷こより選手。

聖光男子野球部のバッテイングに憧れを抱いています。

---山谷さん「男子野球部全員バッテイングすごくて、スイングスピードがケタ違いで、スイングスピードを速くしたいと思ってます。」

どんなに苦しい練習でも、それぞれの目標に向かって明るく、楽しく、元気良く笑顔が弾けます。
グラウンドには、心の底から野球を楽しむ29人のルーキーズがいました。

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年8月21日放送回より)

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