青森県田子町では8月に入り、ホップの収穫が最盛期を迎えています。2年連続、夏の暑さにより生育不良となっていて、収穫量は例年の半分ほどになる見込みです。

ビール独特の香りと苦みを生み出すホップ。田子町の田沼義行さんは、県内で唯一、大手ビールメーカーと契約していて、高さ5mほどに伸びて緑のカーテンのようになったホップを1.7ヘクタールの園地で栽培しています。

収穫は8月4日から始まりましたが、いま、田沼さんを悩ませているのは2年連続となる生育不良です。

猛暑でつるが伸びる前に花が咲き、生育がうまく進んでいません。このため、ホップの収穫は9月初旬まで続きますが、いつもの年であれば3トンあまりとなる収穫量も2024年は半分ほどになりそうだということです。

ホップ農家 田沼義之さん
「だんだんこの辺でもホップにあわない気候になってきたのではないかと心配しています。みなさんにおいしいビールを供給するため、今後も努力しながら安全で安心なホップを届けたい」

収穫したホップを加工して製造した田沼さん自慢のビールは、10月には東北地域の消費者のもとに届けられる予定です。

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