県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。
第88回のストーリーは、八戸市出身、クリエイティブユニット「ジンジャー姉妹」姉の湊山りえさんと妹の湊山はるさん。

ジンジャー姉妹は、YouTubeなどの動画や音楽、エッセイ、デザインなどで、南部弁をはじめとする青森をPRするクリエイティブユニットだ。

八戸で生まれたジンジャー姉妹の名前の由来は?

湊山りえさん
「私の実家が神社なので、はるも姉妹なので一緒だよねっていうことで、そこからジンジャー姉妹という形になりました」

姉のりえは学生時代にバンドを組んでいた。妹のはるはそんな姉の姿に憧れを抱いていた。

湊山りえさん
「ちょうどバンドブームっていうのが始まって、それで同級生もバンドをやっていたりとか、私たちも遊びに行ったりライブハウスに行ったり…」

湊山はるさん
「姉のイメージは、実家で歌の練習をしているイメージだったので。レベッカとかを歌っていて、お姉ちゃん良いなカッコいいなと見て思ってましたね」

間に長男がいて、年の差がある姉妹。親を若くして亡くしたこともあり、妹のはるは姉のりえを親のように慕っていた。一時期は離れて過ごしていた時期もあったが、先に上京し、仕事をしていた姉と同じく、妹も上京を決意する。

「ふるさとの言葉がある」上京して改めて気がついた地元の魅力

湊山りえさん
「両親が病気したりしたことで、自分は何を人生の仕事にしていくかを考えなきゃいけないなっていう時期がたぶん東京に行った頃」

湊山はるさん
「私も東京に行こうと思って1回姉の家に居候させてもらって、それも19歳くらいの頃ですね」

現在も仕事をしながらジンジャー姉妹の活動を続けている2人だが、上京したことで、改めて地元の魅力やありがたさに気がついたという。

湊山りえさん
「外から離れて見る時に、人の魅力もそうだし土地の魅力とか食べ物の魅力とか、そういったものを強く感じたなと思います」

湊山はるさん
「自分のふるさとの言葉があるのがすごい宝物だなということに後々気がついて」

南部弁の素晴らしさを表現したいと考えた妹のはるは、2014年に南部弁で歌う「アナと雪の女王」の曲をYouTubeに出した。

湊山りえさん
「すごいもの作ったなと思ったんですけど、私もすごい感動して。これやりたいって思ったときの行動力というか馬力はすごいなっていう所はあります」

しかし、はるの結婚や出産などが重なり、しばらく活動が休止状態だった。それを見ていた姉が声をかけ、新たなユニットでの活動が始まる。

「2人なら続けていける」ジンジャー姉妹結成と今後

湊山はるさん
「姉に、またやらないの?て聞かれて、でも1人だとたぶん続けられないと思って…じゃあ姉も一緒にやろうよと、2人だったら続けていけるかなという所があって」

今も働きながらジンジャー姉妹としての活動は継続中。今後は歌だけでなく様々な形で地元を応援していきたいという。

湊山りえさん
「いろいろ伝えたいことはあるので、歌なのかトークイベントなのか、そういった形で発信していけたら良いかな。身近な、自分たちが生まれ育った時に触れていたあの南部弁を、私たちらしい形で残していけたらいいのかなって思ってます」

湊山はるさん
「YouTubeの動画や歌で南部弁を含む青森の魅力を伝えていこうと思いますので、応援よろしくお願いします」

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「Turning Point」2024年8月13日(火)放送回より

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