鹿児島市では17日連続で猛暑日となるなど、連日厳しい暑さが続いています。阿久根市では梅雨明け以降、平年の2割ほどしか雨が降っておらず、農作物への影響が出ています。

阿久根市の7月下旬から8月上旬にかけての雨量は、平年では146.8ミリですが、ことしは2割ほどの34.5ミリしか降っていません。阿久根市は市内に10か所ある給水施設を農家に開放していて、13日もトラックが次々と給水していました。

およそ1ヘクタールにミカンと稲を育てている迫口和登さん(61)です。13日はトラックで10往復し、20トンの水をひび割れた水田に運びました。

(迫口和登さん)
「雨が降ったらしなくていい仕事。(給水が)なければ焼けてしまって、水がなかったら、だめですよね」

市内の別の果樹園では、猛暑でミカンが黄色に日焼けする被害が出始めています。葉も水不足で丸く巻かれています。

(園農の女性)
「縮んでしまって、落ちたり、割れたりしています。大変です。とにかく水がほしいです

影響は特産のボンタンにも。猛暑と水不足で黄色く日焼け、変色しています。

(農家)
「雨が降れば助かる。何よりも雨です」

阿久根市では当分の間、給水の支援を続けるとしています。

気象台によりますと、九州南部や奄美地方では向こう2週間は気温が高い状態が続く見込みです。農作物の管理に気が抜けない日々となりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。