全国で水難事故が相次ぐ中、元オリンピック選手が子どもたちに水泳教室を開きました。

 8月13日、大阪市内のプールに集まったのは、泳ぐのが苦手な小学2年から小学5年までの子どもたち19人。彼らが行っているのは、泳ぎの間に「大の字」を取り入れるその名も「大阪“大の字”泳法」です。考案したのは、ロサンゼルスオリンピックで水球の元日本代表選手だった大阪経済大学の若吉浩二教授。若吉教授によりますと、「大の字」になって浮くことで水への苦手意識をなくし、クロールなど泳ぎが習得しやすくなるんだとか。

 (参加者)「最初は浮けるか心配やったけど、浮けるようになった」

 海や川での水難事故が後を絶たない夏休みシーズン。緊急時は浮きやすくなる「大の字」を活用してほしいといいます。

 (大阪経済大学 若吉浩二教授)「(大の字は)バランスが取れている。結構難しいんですよ。でもこれができると安定した姿勢がとれるので泳ぎにつながる」

 この水泳教室は、8月19日まで大阪市内で行われるということです。

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