日向灘を震源とする地震を受け、気象庁は南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意を発表しました。山口県は昨夜、市や町、関係機関による連絡会議が開きました。

8日夕方、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震がありました。
地震の規模を示すマグニチュードは7.1でした。



気象庁は南海トラフ巨大地震の想定震源域で、マグニチュード8クラス以上の新たな巨大地震が起きる可能性が平常時より高まっていると評価されたとして、南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意を発表しました。

1週間以内にマグニチュード8クラスの巨大地震が発生する確率はおよそ0.5%です。


山口県内の最大震度は山口市や柳井市の震度3でしたが県は特別警戒体制をとり、県庁内32の課と室が24時間体制で警戒しています。8日は、県の各部局や県警、自衛隊、市や町などによる連絡会議がありました。

県総務部の伊田敏章理事は「今後1週間程度は警戒を強化し、地震発生への備えを確実にしてもらう必要がある」と指示しました。
会議には、オンライン含めおよそ60人が出席しました。

伊田敏章理事「避難経路ですとか、避難場所、それから家族との連絡方法とか、非常時の持ち出し備品、こういったものの確認を改めてしていただきまして、備えを万全にしていただきたいというところでございます」

この巨大地震注意では原則として事前の避難が呼びかけられることはありませんが、家具の固定や避難経路の確認など地震への日頃の備えを点検してください。

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