宮崎県沖の日向灘で8月8日午後4時43分ごろに発生した地震を受けて、気象庁は初めて『南海トラフ地震臨時情報』を発表しました。

そして8日午後7時15分に「巨大地震注意」とする結果を発表しました。

『南海トラフ地震臨時情報(調査中)』は、専門家でつくる「評価検討会」が会合を開いて、今回の地震と南海トラフ地震との関連について調査していることを知らせる情報です。

調査の結果、関連があると評価された場合は「巨大地震警戒」もしくは「巨大地震注意」という情報が発表されます。また、関連なしと評価されると「調査終了」となり、この3つのうちいずれかの情報が発表されます。

『巨大地震注意』が発表されたら

今回は、調査の結果「巨大地震注意」が発表されました。

『巨大地震注意』が出されたとき、私たちは何をすべきでしょうか。

「巨大地震注意」では、原則として事前の避難が呼びかけられることはありませんが、日常生活をつづけながら警戒が必要です。

そして、身の回りの地震の対策を確認してください。

大きな家具は固定し、寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないようにしましょう。

また、家具を置く場合はなるべく低い家具を置き、倒れた時に出入口をふさいだり、寝ている人に倒れこまないよう、家具の向き・配置を工夫しましょう。

熱中症への対策も

加えて、この時期に大切なことは熱中症への対策です。

あす(9日)は熊本県人吉市で37℃、熊本市で36℃など体温を超えるような厳しい暑さが続く予想です。

停電することや避難が必要になる場合は、避難所で空調が十分でない場合も考えて水分や塩分の十分な確保、うちわや充電式の扇風機の準備、車の給油を十分にしてエアコンを使えるようにしておくなど、熱中症への備えもお願いします。

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