宮城県にある大崎市民病院の歯科医が殺人未遂などの疑いで逮捕された事件を受け、大崎市議会で22日、議員全員協議会が開かれました。

この中で病院側は、再発防止委員会を設置する方針を示しました。職員の逮捕を受け臨時で開かれた議員全員協議会では並木健二大崎市病院事業管理者が議員に陳謝しました。

この事件は、大崎市民病院の歯科医・蜂矢眞也容疑者(35)が4月15日午後1時半頃、病院の外来診療室で40代の女性職員の首を絞めて殺害しようとしたなどとして逮捕されたものです。

協議会で病院は、「蜂矢容疑者と女性職員との間で意見の相違があり人間関係が悪化していたと推測される」などと説明しました。

議員:
「課長や指導する立場の人たちがどのような指導をしてきたのか」
病院職員:
「意思疎通が不足していたを把握していたのであって、このような状況に発展するこという捉え方ではなかった」

このほか、議員からは再発防止を求める意見が出され、病院側は今後、原因究明を含めた再発防止委員会を設置する方針を示しました。

伊藤康志大崎市長:
「命にかかわる病院でこの事件が起きてしまったことは残念で、あってはならないことで大変遺憾」

病院は蜂矢容疑者について「おとなしい人物だった」と説明していて、近所の人も「逮捕は信じられない」と話します。

蜂矢容疑者を良く知る人:
「全然粗暴なところは見たことない。彼が殺人未遂をするようなことは全く考えられない他の人がそうだと言っても信じられない」

警察の調べに対し蜂矢容疑者は、「首は触ったが、それほど力は入れていない」などと容疑を一部否認しています。警察が動機や事件の経緯を詳しく調べています。

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