仙台七夕まつりが6日から開幕しました。祭りの会場から現在の様子を伝えてもらいましょう。玉置佑規アナウンサーです。

玉置佑規アナウンサー:
はい、仙台市青葉区のぶらんど~む一番町商店街からお伝えします。

今年の七夕飾りは、中心部の商店街に270個設置されていて、豪華絢爛な飾りが仙台の夏を彩っています。

こちらの七夕飾りは伝統的なデザインとはひと味違った斬新な飾りになっていますよね。これは市内の専門学生が考案した七夕飾りで、「天の川」がコンセプトになっています。角度を変えると月の満ち欠けに見えるようどこから見ても楽しめる飾りになっています。

「吹き流し」に込められた願いとは…

このように新たな取り組みも行われている仙台七夕まつり。400年以上の歴史があり、現在は旧暦の7月7日、七夕の日に季節を合わせるため、旧暦と新暦の間の「中暦」にあわせて毎年開かれています。祭りに欠かせないのが短冊や折り鶴、巾着などの「七つ飾り」です。

商売繁盛や無病息災などそれぞれに願いが込められています。例えば飾りの吹き流し。昔の織糸を模したもので、機織りの名手だった織姫にちなんで、「手芸や機織りの上達」の願いが込められています。

そして、商店街の中心にはフォトスポットにもなっている折り鶴の七夕飾りがあります。

震災からの復興と感謝を…

これは震災からの復興と感謝を伝えようと2011年の仙台七夕まつりから続けられていて1つのテーマに沿った折り鶴を市内の小中学生と特別支援学校の生徒が作っています。

8月2日には南光台東中学校の生徒が、折り鶴を角材につなげていく仕上げの作業を行いました。元日の能登半島地震を受け、今年は「美しい明日、希望の未来へ。」をテーマにおよそ7万8000羽の青と白の鶴が飾られ被災地への思いが込められています。

仙台七夕まつりは6日と7日は午後9時まで、最終日の8日は午後8時まで開かれています。

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