厳しい暑さが続いていますが、夏休みに入り、川での事故が相次いでいます。防ぐためにできることとは、どんなことなのでしょうか。

この暑さ いつまで続く? 今週のお天気は?

良原安美キャスター:
8月5日も全国的に暑い一日となりました。気温を観測している全国914地点のうち、30℃以上の真夏日となったのが667地点、35℃以上の猛暑日となったのは223地点となりました。

5日午後4時の時点で最も暑くなったのは福岡県久留米市の39.5℃です。これは観測史上1位タイの記録となっています。

この暑さのピークはまだまだ続きそうです。6日から向こう一週間の天気予報によると名古屋、大阪、福岡は35℃以上、東京や札幌では30℃以上の暑さがこの先も続いていくということです。

気象予報士の広瀬駿さんは「今週(6~12日)は天気が変わりやすくなるが、蒸し暑くなる。この先1か月程度は身体にこたえる猛暑が続く」といいます。

ホラン千秋キャスター:
外に出るのが危険なくらいの暑さです。皆さんいつもより注意をしていただきたいですね。

パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
(猛暑の)出口を聞きたいです。今までは外を歩いて「暑いな」と感じることはありましたが、今は暑さが異なり、「痛い」ですね。

井上貴博キャスター:
少し前までは『夏は暑い方が経済効果が高い』と言われていました。しかしこれだけ暑いと外に出られないので経済効果も生産性も下がってしまいます。

ホランキャスター:
パリオリンピックがあるので、家にいても時間を持て余すことはないのですが、オリンピックがなかったらどうしていたのかなと思ってしまいます。

夏休み 相次ぐ川の事故 遊ぶ前に事前準備が重要

良原安美キャスター:
夏休みに入り、川での水難事故が各地で相次いでいます。

▼石川県小松市(8月4日)
滝つぼ付近で水遊び中、小3の男子児童が溺れ重体

▼京都市(8月2日)
川で友人と遊泳中、中3の男子生徒が溺れ死亡

▼広島市(7月26日)
川で友人と遊泳中、男子中学生が溺れ死亡

また、警察庁「令和5年における水難の概況等」によると、2023年の水難事故は死者、行方不明者が743人だったといいます。

【発生場所】
・海49.5%
・河川33.4%
・ 用水路10.1%

【中学生以下の発生場所】
・河川59.3%

・ 海25.9%
・プール7.4%

生活に身近な川は、子どもたちだけで遊ぶ機会が多いからというのがありそうです。

そんな中、2024年は豪雨が頻発しています。日本水難救済会 遠山純司理事長に川での注意点を聞きました。

▼急な豪雨で増水の可能性
自分たちが遊ぶ場所だけではなく、上流の天気も確認すること

▼川の水は海などに比べて浮きにくい
ライフジャケットやマリンシューズを着用すること

▼遊ぶ場所の安全確認
遊泳禁止になっていないか、突然深くなっていないか、流れが速くなっていないかなどを確認をすること。保護者は万が一、子どもが流されたときに受け止められるよう、下流で手の届く範囲にいること

日本水難救済会 遠山純司理事長は「最も重要なのは、事故が起こらないよう事前に準備を行うこと」が何よりも大切だといいます。

ホランキャスター:
夏のアウトドアで気をつけていることはありますか?

パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
私の場合は『携帯が通じるかどうか』です。いざというときに救急車や消防車などを呼べるように電波を気にして、圏外になった場合は違う場所に移動をします。あと(ケガにつながるような)障害物がたくさんあるので、川に入っても大丈夫な靴を用意しています。

井上キャスター:
何かあったときの備えを複数持っておくのがいいのかもしれません。

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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック、アース製薬の社外取締役など

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