数年間にわたり拡声器などを使って近隣の住民に罵声を浴びせたとして、警察は5日朝、名護市に住む60代の男を逮捕しました。

▽拡声器を使って浴びせられる罵声
「バカヤロー、バカヤロー」

拡声器で罵声を浴びせる粟國容疑者(視聴者提供)

県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、名護市に住む自称・会社経営の粟國朝淳容疑者(61)です。

警察によりますと、粟國容疑者は数年前から、拡声器などを使用し、昼夜にわたって近隣の住民に対して「バカヤロー」「どろぼう」などと罵声を浴びせていた疑いが持たれています。

視聴者が撮影した映像には「怒」の漢字1文字が書かれた旗のようなものを掲げ、怒りに満ちた声色で繰り返し「バカヤロー」と罵声を浴びせている様子が捉えられています。現場には手書きの看板も。

(視聴者提供)


▽近くで働く人は…(1人目)
「朝の7時くらいから夜の8時くらいまで、ずっとバカヤローバカヤローとか、泥棒とか(言い続けていた)」

近隣の人は「被害は朝から晩まで」と証言


▽近くで働く人は…(2人目)
「雨の日以外は、365日、ずっとやっている。もう精神的に、毎朝毎夕ですから疲れてきますよね」

(視聴者提供)



男は近隣の保育施設やアパートの住民などに罵声を浴びせ、今年だけでも280件の通報があったということです。

警察や関係者の話によりますと粟國容疑者は、数年前に起こした土地の境界をめぐる民事裁判をきっかけに、特定の近隣住民に対してこうした迷惑行為を繰り返すようになったということです。

警察によりますと、粟國容疑者は容疑を否認しているということで、慎重に調べを進めています。

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