新幹線を終日止めた事故。点検方法の誤解でブレーキの性能低下を見抜けなかったのが原因でした。

7月22日未明、東海道新幹線の豊橋~三河安城間で保守用車両同士が衝突し、脱線した事故でJR東海は、8月5日に調査結果を公表しました。

敷石を積んだ車両6両のうち、少なくとも3両でブレーキの大幅な性能低下を起こしていたため、下り坂を止まり切れず坂の下で待機していた別の車両に衝突したということです。

性能低下を見抜けなかった原因として、JR東海は「点検時にかけるブレーキの圧力と効きを調べる数値の見方についてメーカーとの間で認識にずれがあったため」と説明しています。

JR東海は管理体制が不十分だったとして、マニュアルの見直しや作業員らへの教育を徹底するとしています。

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