熊本県内の新たな最低賃金について、労働者側と経営者側がそれぞれ引き上げ額の案を提示しました。

現在の県内の最低賃金は898円で、中央最低賃金審議会は7月24日、厚生労働省に対し、全国一律に50円の引き上げを目安にすべきと答申しました。これを受け、労使の代表者などでつくる熊本地方最低賃金審議会でも協議が本格化しています。

7月30日の審議会で労働者側は「物価高騰や実質賃金の低下が生活に影響している」などとして152円引き上げの1050円を主張。

一方、経営者側は「中小企業の多くは高騰する原材料費の価格転嫁が進んでいない」などと訴え、32円引き上げの930円を求めました。

次の審議会は8月1日に開く予定です。

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