10年前に起きた戦後最悪と言われる御嶽山の噴火災害では、今も5人の行方が分かっていません。

そのうちの一人、愛知県の野村亮太(のむら・りょうた)さんの捜索方針を検討するための調査登山が29日、行われました。

野村亮太さんの家族と民間の山岳調査会社の担当者など合わせて8人が入山し、亮太さんがいる可能性がある標高2700メートルほどの沢筋に入りました。

調査は2時間ほど行われ、調査会社では、現場は、比較的立ち入りやすい場所で今後も捜索活動を続けることは可能としました。

その一方で、10年の年月が経っていて捜索は難航が予想されるということです。

亮太さんの父・野村敏明さん:
「野村家としては可能性が限りなく低くてもやりたいと改めて強く感じた」

遺族などで作る山びこの会では今後、捜索の規模などについて検討していく方針です。

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