災害級の暑さとなっています。栃木県の佐野では、全国で今年最も高い、41.0℃を観測しました。きょうは全国6つの地点で最高気温が40℃以上となっていて、熱中症疑いの救急搬送も相次いでいます。
きょう正午すぎの都内上空。お台場の砂浜は強い日差しに照らされ、パラソルが並ぶ一方で、あまりの暑さからか閑散としています。こちらは公園の噴水広場。子どもはいいな、そんな声が聞こえてきそうです。
きょう、東京都心の最高気温は37.3℃。観光地・浅草では、外国人たちから悲鳴が…
スウェーデンから
「すごく蒸し暑いわ。スウェーデンは寒いから全然違う」
インドネシアから
「(Q.出身はどちらですか)インドネシアから参りました。(Q.インドネシアと比べて湿度が高いですか)はい、そうです。きょうはめっちゃ暑いです」
こちらは子連れの観光客でしょうか。座り込み、子どもの汗を拭う人の姿も。
きょうは関東から西で高気圧に覆われ、さらに関東や東海ではフェーン現象の影響で、災害級の暑さとなりました。
栃木県の佐野では、全国の観測史上最高記録にあと0.1℃と迫る、41.0℃を観測。
「ヤバい。(出身地の)タイにいるみたい」
「めちゃくちゃ暑い。暑いを超えて、まぶしくて痛い」
静岡県の天竜では、最高気温40.2℃を観測。
記者
「浜松市天竜区です。現在、こちら少し風が吹いているのですが、その風すら熱風に感じるほどの暑さです」
水遊びをしていた子どもも、気温を聞きビックリです。
「(Q.きょう40℃)40℃!?」
「暑すぎると思う」
このほか、群馬の館林で40.2℃を観測するなど、最高気温が40℃以上となった地点が、全国で6地点に上りました。
まさに災害級の暑さ。熱中症も相次いでいます。午後5時すぎの時点で、関東の1都6県であわせて337人が熱中症の疑いで救急搬送されています。午前11時前、病院に運ばれてきたのは、90代の女性です。
医師
「今、めまいはしますか?」
女性
「うーん、しません。めまいはないんですけどね、起きた時に何かちょっとふらっとしていた」
女性はひとり暮らしで、朝6時に目が覚めると足がふらつき、歩くことができなかったそうです。医師の診断は、軽い熱中症。女性が暮らす埼玉県熊谷市も、きょうは気温が40℃に達し、夜間も1週間以上にわたって熱帯夜が続いています。
医師
「昼も夜も朝もずっと暑いんですよ。だからね、夜のうちに熱中症を起こしちゃう人もいるんですよ。古いクーラーとか、あるいは西日が当たる所とか、そういう所はなかなか(室温が)下がらないんですよね」
女性
「一人だとどうもね」
連日の危険な暑さ。この先、しばらくは続く見込みで、熱中症に厳重な警戒が必要です。
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