横浜市の市立学校で過去10年間に起きた児童・生徒の自殺について、横浜市教育委員会から委託を受けた弁護士らが点検した結果、いじめによる自殺の疑いが3件あったことがわかりました。
横浜市教育委員会は、4年前にいじめが原因で自殺した中学2年の女子生徒をめぐり、調査が不十分だったことを受け、今年3月までの10年間に起きた児童・生徒の自殺41件のうち、学校による調査のみで終わっていた36件について、外部の弁護士らに委託し、点検を行っていました。
その点検の結果がきょう発表され、36件のうち4件は亡くなった児童・生徒に対するいじめがあったと疑われ、このうち3件はいじめによる自殺が疑われると指摘しました。
また、この3件はいずれも、いじめの「重大事態」に当たるとも指摘し、うち1件については発生からあまり時間が経っていないなど実行性のある調査ができるとして、「重大事態」として調査するよう求めています。
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