デパートに来ることが少ない「Z世代」にもっと足を運んでほしい。同じ「Z世代」の若手店員が企画した背筋の凍るイベントとは。

 和久井有紀乃記者
「大丸札幌店3階の婦人服売り場です。かわいいらしい空間の横には、何やらあやしげな箱があります」

箱の中には椅子とともに仮想空間=VRを見るためのゴーグル。

 掛けてみると…不気味な、ほの暗い和室が…その瞬間!

身の毛もよだつ「ホラー」な世界が広がります。

実はこれ、大丸札幌店が26日から始める新感覚の「お化け屋敷」です。

 南莉々香さん(21)
「私たち『Z世代』若い世代が大丸に来てもらえる機会になると思い企画した」

 大丸札幌店に訪れる客の年齢層は、40代から60代が6割以上と最も多く、20代の客は1割にも満たないといいます。

そこで立ち上がったのが、「Z世代」の店員、南莉々香さんと内村友香さんです。

どうしたら店に同世代を呼び込めるのか。

 着目したのが若者世代の4割が興味を持つとされるホラーイベントでした。

婦人靴売り場担当 内村友香さん(22)
「当初はお化け屋敷を企画していたが、私たちがやりたいと思っていることも実現できて、客が楽しめるVRを使った」

2人のアイデアは「Z世代」の心をつかめるのか。

 同じく「Z世代」の記者がお化け屋敷を体験しました。


ホラー映画が好きな和久井有紀乃記者(23)はまだまだイケる様子。

これでは参考にならないので50歳手前の先輩記者が体験すると…。

 松本雅裕記者(48)
「なになになに…」
「お化け屋敷が非常に苦手なタイプなんですけど、本当に怖かったです」

“恐怖レベル”は十分。

婦人靴売り場担当 内村友香さん(22)
「このイベントを通して、同じ世代の客がもっと来店してもらえるとうれしい」

暑い夏にひと味違う「涼しさ」を。

 VRお化け屋敷は26日から3日間の限定開催です。

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