山梨県内では今年、SNSを使った詐欺の被害が相次いでいます。

特に恋愛感情を持たせるロマンス詐欺の被害だけで1億円を超えていて、男女問わず幅広い世代で注意が必要です。

男:
「2人の将来のためにお金が必要」


女:
「私も投資したよ一緒にやらない?」


SNSを使い、恋愛感情を持たせて、金を振り込ませる。

「ロマンス詐欺」と呼ばれるこの手口。
今山梨県内で被害が拡大しています。

県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「『絶対に騙されていない』と、恋愛感情が入っての詐欺なのでなかなか騙されていることに気づきにくい」



今年は6月末までに、ロマンス詐欺の被害が9件確認され、被害額は1億3070万円。去年の同じ時期より7件増加し、被害額は1億円以上増えています。

被害者は男性が5人、女性が4人。年代は30代から70代と幅広い世代が狙われ、被害に遭っています。



その手口とは…

県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「インスタグラム、フェイスブックなどのショートメッセージから友達申請や、あとはマッチングアプリで恋愛感情を持たせるようなことを言ってお金の話に移行する」


犯人は、SNSやマッチングアプリなどで知り合った後、通信アプリのラインを使って1対1のやり取りに移行し、金の話を持ち出します。

県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「投資の話に移っていき『絶対にうまくいく』や、『あなたとの将来のために投資でお金を稼ぐ方法を教えますよ』という話が山梨県内でもあった」

県内被害の9件のうち8件が、金や仮想通貨への投資に誘導されたということです。

注意すべきポイントは…


県警生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「会ってもいないのにお金の話が出たら詐欺を疑う。直接会いたいと言っても山梨県の被害は会えていない。会わずに投資の話やお金の送ってくれという話になったら、好きな気持ちがあれば送りたい気持ちも生まれると思うが、そこをぐっとこらえて警察に相談を」

一方、今年の電話詐欺の被害は、6月末までに33件、被害額はおよそ6600万円となっていて、去年を上回るペースで推移しています。

警察は、ATMで金が戻るという電話や、コンビニでプリペイドカードを買えと指示する電話は詐欺だと強く呼びかけています。

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