青森県むつ市に建設された大規模な植物工場で、トマトの収穫が進められています。真っ赤に色付いたトマトは1年を通じてむつ市から全国へ出荷されます。

むつ市斗南岡に建設された「寅福プラント」のトマト工場では、土の代わりにヤシの実の殻を使った培地に苗を植えています。

また、安定成長するための適切な温度や湿度を、情報通信技術を活用して管理していて、現在、大きさの違う7種類のトマトを育てています。

収穫と出荷作業は7月8日に始まり、24日は、約100人の作業員が3mほどに成長した苗から赤く色づいたトマトを収穫し、重さごとに選果をしたあと、箱詰めして出荷に向けて準備をしていました。

寅福プラント 加藤夢人社長
「(収穫するトマトは)通常よりも真っ赤にして収穫する商品で、リコピン値が高かったり、機能性があったりして消費者の方から『真っ赤でおいしかった』という声はいただいていて、僕らも非常にうれしく思っています」

工場では1年を通してトマトの安定的な生産を行い、今年度は約1000トンのトマトを全国各地のスーパーなどに出荷する予定です。

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