目を疑うような犯行の瞬間をドライブレコーダーがとらえました。
鳥取県米子市で、車道を歩いていた女が、レンガを車に投げつけ壊したとして逮捕されました。現場で何が起きていたのか…目撃者が恐怖を語りました。

22日午後3時半頃、米子市内を走行中の車のドライブレコーダーに写っているのは、車の多い交差点を黒い傘を持って歩く女です。

車が走る車線にフラフラと向かっていくなど明らかにおかしな動きです。

左手に何かを持っていて、振り回しています。拡大すると…直方体の塊、「レンガ」のようです。

そして次の瞬間、まさかの出来事が…

走行車線にいる車にレンガを投げつけました。

さらに女はUターンしてくると、路上に落ちたレンガを拾い上げます。

そして、レンガを片手に、追いかけるようにまた車へと近づいていくと、再び車へレンガを投げつけます。
「ゴンッ」という鈍い音がしました。

そしてまたレンガを拾い上げます。

また歩き始めると…、今度は右手で持っていた傘を道路脇のコンクリート壁に叩きつけました。

一部始終をとらえたドライブレコーダー。
運転していた男性が恐怖の体験を語ってくれました。

Q最初見たときにどう思った?
目撃した男性
「道路を渡るんだろうと思いました。信号は僕の方が青だったんですが、赤信号でも渡りたいんだろうと思い、停まりました。そしたら自分の車の進行方向の方に行かれたので、渡るのではなく、向こう側に行きたいんだろうと思いました」

現場は米子市の県道245号の交差点付近。自衛隊道路や外浜産業道路をまたぎ米子港方面へ向かう道で、店や住宅も多く、車通りもかなり多い場所です。

目撃した男性は、始めは歩行者に気を付けなければいけないな、という感覚だったそうです。まさか、レンガを持っているとは思わなかったためです。

目撃した男性
「遠くから見たら財布かと思ったんですよ。まさかレンガを持っているとは思わないで、左手で財布を持ってて、右手で日傘をさしてて、という感じかなと思いました。
1回目、車にぶつけたときはまだレンガだとは思わず、大きさから財布かな?って思っていました」

女が2回目にレンガを投げた時に大きく鈍い音がしました。そこでレンガだと気づき、一気に恐怖が襲ってきたと言います。

ドライブレコーダーには男性の驚く声も録音されていました。

「レンガだ!」

目撃した男性
「その時にちょっと怖くなって、あ、レンガだ…ということが分かりました。
心臓の鼓動がすごく速くなったのが自分でも分かりました。次は僕の車のフロントガラスにレンガが飛んでくるんだろうと思ったので、後ろを見たら後ろも車が詰まっていたので…一瞬伏せようかなって思った瞬間がありました」

危険を感じた男性。女の動向を見ながら、逃げる隙をうかがったと言います。

目撃した男性
「日傘を道路の脇の方にぶつけていたので、その隙にアクセルを踏み、逃げるような形で。逃げました、というか離れたかったですね、その場所から」

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