24日、北海道の空知地方や上川地方に降った大雨。

 コメどころの深川市では、雨竜川が氾濫するなど農業や暮らしに影響が広がりました。

 谷本洋記者
「一面、道路が川のようになっています。オサラッペ側から溢れた水が道路に達しています。通る車もとても走りづらそうです」

上川地方の鷹栖町では道路が冠水したほか、畑も水をかぶっていて、近くの住民は玄関の前に土のうを積んで浸水を防いでいました。

町民
「こんなに道路が水浸しになってるのを初めて見た」

旭川市の江丹別町では24時間の降水量が200ミリを超え、1977年からの統計開始以来最も多くなりました。

 和寒町では大雨によって土砂崩れも起きています。

雨竜川は午前11時すぎ、多度志付近の左岸で氾濫し、川沿いのそば畑が浸水したほか、田んぼの一部にも水が流れ込みました。

谷本洋記者
「こちらの避難所には今も2世帯6人が避難を続けています」

雨竜川沿いの沼田町の避難所には川の水位が下がるのを待つ住民が身を寄せていました。

避難した人
「ちょっと参っています。雨が激しいので見回りをして、また避難しなければなと思っている」

JRは、函館線の深川-旭川間と石北線の旭川-遠軽の間で一時、運転を見合わせ、特急14本を含む合わせて55本が運休しました。

 《24日午後6時15分ごろの雨竜川の様子を大竹彩加キャスターがリポート》

 こちらは沼田町側から見た現在の雨竜川の様子です。

午後3時ごろから雨はやみまして、昼頃とはうって変わってこの時間は青空が広がっています。

 雨竜川を見てみますと茶色に濁った水が川幅いっぱいに勢いよく流れています。

勢いはまだあるのですが、雨竜川の水位が下がったということで深川市と沼田町に出ていた避難指示は午後5時半ごろまでに解除されました。

そのため、避難所も閉鎖される見通しです。

また、この辺りはコメどころで川の隣には田んぼが広がっています。

3時間ほど前までは川の水が田んぼまで溢れていましたが、水が引きまして稲が見えるようになりました。

被害の状況については深川市と沼田町では、25日農地などの状況を確認するということです。

雨竜川周辺では今夜遅くにかけて河川の増水や氾濫に引き続き厳重に警戒してください。

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