岸田総理が24日、札幌市の児童福祉施設や千歳市で進む次世代半導体工場の建設地を訪れました。
ラピダス社に対しては大規模な投資支援を続けることなどを明らかにしました。
上空をヘリが飛ぶ物々しい警備の中、24日午前、札幌市東区にある児童発達支援センター「むぎのこ」を訪れた岸田総理。
施設を運営する社会福祉法人は、障害のある子どもやその家族を支える事業を地域と連携して行っています。
岸田総理は施設を利用する子どもたちと触れ合ったほか、職員や保護者と意見交換を行い、「障害児支援の取り組みを全国で進めて行く」と決意を示しました。
岸田文雄 総理
「誰一人取り残さない社会を実現していく、こうした大きな目標に向けても大変具体的で参考にさせていただける素晴らしい取り組みだと思って聞かせて頂きました」
午後からは、千歳市で建設が進められているラピダス社の次世代半導体工場を視察。
政府としてラピダス社への大規模な投資支援を複数年度にわたって続けることや、次世代半導体の量産化に向けて必要な法案を国会に提出する考えを明らかにしました。
岸田文雄 総理
「自然が豊かでそして広大な土地を有している北海道、これは世界最先端の研究者や企業を呼び込むことが出来る可能性を十分に有していることを実感した」
裏金問題で党内から退陣要求が出るなど劣勢に立たされる中、弱者に寄り添う姿勢や北海道への期待を語った岸田総理。
今回の視察が、今後の政策にどう生かされるのでしょうか。
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