福岡市で開かれた上映会で、パレスチナ自治区ガザの現状について語る藤永香織さん(右)=19日

 救急外科医を目指し、パレスチナ自治区ガザに留学したイタリア人医学生を追ったドキュメンタリー映画の上映会が19日夜、福岡市で開かれた。上映後、イスラエル軍の攻撃を受けるガザに家族がいる同市の藤永香織さん(53)が登壇し「皆さんの行動が人々の命や自由を確保する明日につながる。関心を寄せ続けて」と訴えた。  上映されたのは2021年にスペインで製作された「医学生 ガザへ行く」。欧州初の留学生として迎えられたリッカルド・コッラディーニさんが、空襲など命の危険に日々さらされる現実に直面しながら、成長する様子を収めた。自由を求め強く生きようとする現地の人々の姿も描く。


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