北海道美瑛町にある大人気の観光スポット「青い池」で、渋滞の解消やCO2削減を目指してある乗り物を使った実証実験が始まりました。
美瑛町にある「青い池」。
幻想的な風景に魅せられ道内外、そして海外からも多くの観光客が訪れる人気スポットです。
その一方で…。
貴田岡結衣記者
「こちら、青い池の駐車場の入り口です。見てください!このように車の列がずらっと並んでいて、きょう平日なんですが、少なくとも1キロ以上は列ができているということです」
課題になっているのが、観光客の「駐車場待ち」によるこの道路渋滞。
長い車の列の解消と、車から排出されるCO2を削減しようと、17日から始まったのが…。
電動キックボードを使って、「青い池」をめぐってもらう実証実験です。
英語の「持続可能」という言葉と「青い池」をかけたその名も「サステナブルーライド」です。
貴田岡結衣記者
「ここ道の駅の駐車場に車をとめて、2キロ先の青い池までは、電動キックボードで向かっていきます」
実験は、道の駅びえい「白金ビルケ」から「青い池」までの往復約4キロ。
晴れていれば、十勝岳などの景色も楽しめます。
貴田岡結衣記者
「風に乗っている感じがあって、鳥や虫の鳴き声とかも聞こえるし、気持ちいいですね」
所要時間は、片道約5分のはずでしたが…。
車道を走るタイプのキックボードだったため、渋滞に巻き込まれて手で押して歩くことに。
20分かかりましたが、利用者の評判は上々です。
神奈川からの観光客
「とても気持ちよかった」
「車乗っているのと全然感覚が違う。本当に自然の中にいる感じ」
北海道開発局 石原敬基 上席専門官
「アクティビティーの要素でも(電動キックボードは)いま注目されているので、観光とエコを掛け合わせて、移動手段を楽しみながら観光してもらうというのも一つの狙い」
実証実験は17日から21日と、24日から28日まで行われる予定で、実験を行う北海道開発局は、この結果を踏まえて導入するキックボードの種類などを検討する方針です。
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