すいかの名産地、尾花沢市で、本格的な出荷がきょう始まりました。今年のすいかも良い出来になったということで、選果場では迫力の光景が広がっていました。

次々と運び込まれる尾花沢すいか。どれも丸々と、大きく育ちました。

尾花沢市、村山市、大石田町で栽培された「尾花沢すいか」は、7月と8月の生産量が全国で一番多くなることから、「夏すいか日本一」と呼ばれています。

今年もおいしいすいかができたと、農家の人も一安心のようすです。

すいか農家 井向隆文さん「雪が少なかったので、害虫の被害であったりとか先日の大雨とかもあったが、乗り越えて良いすいかができあがったと思います」

Qおすすめの食べ方は?「かぶりついて汁がたれるくらいほお張るのが醍醐味。外で思いっきり食べていただきたい」

松浦亜実 記者「こちらが尾花沢産の大玉すいかです。早速私もいただいてみます。とっても甘いです。シャリっとした食感もあってみずみずしくておいしいです」

今年のすいかは、交配期の6月の天候が良かったことなどから、甘さ、大きさともに良い出来だということです。

きょうは出発式が行われ、生産者やJA関係者などおよそ40人が農作業の安全と安定販売を祈願しました。

式では、生産者の思いが詰まったおよそ3000個のすいかがトラックに積み込まれ、早速東京へ出発しました。

JAみちのく村山すいか生産部会 大山功 部会長「今年は春から水分不足で定植もままならなかったが、例年通りの甘みとシャリとやっぱり尾花沢すいかはシャリが命ですので大変おいしいすいかになっていると思います」

尾花沢すいかの出荷は今月下旬からお盆ごろにピークを迎え、JAみちのく村山では今シーズン、およそ200万玉の出荷を見込んでいるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。