運転手不足への対応などを目的に、熊本市が来年1月から、自動運転バスの導入に向けた実証実験を始める方針を示しました。

これは7月12日の定例会見で熊本市の大西市長が明らかにしたものです。

実証実験は熊本城を周回する1周約30分のルートで、来年1月中旬に始め、1日に6便を運行する予定です。

熊本市によりますと、中型バスでの実証実験は、北九州市や石川県小松市などで行っていますが、熊本県内では初めてということです。

自動運転には五つのレベルがあり、熊本市では将来、特定の条件で完全に自動運転をする「レベル4」での運転を想定していますが、実証実験は、前の車に追従して走るなど乗用車で広く実用化している「レベル2」で、運転の主体はあくまで人になります。

【自動運転のレベル】◆主体
レベル5:完全自動運転◆システム
レベル4:特定の条件で完全自動運転◆システム
レベル3:特定の条件で自動運転◆難しい場所は人が対応
レベル2:高度の運転支援(追従機能など)◆人
レベル1:運転支援(自動ブレーキなど)◆人

大西市長はこの実験について…。

熊本市 大西一史市長「運転手不足がこれから深刻化してくる中で、非常に大きな解決に寄与していくものだと期待している」

市は9月にもこの予算を組み込んだ補正予算案を議会に提出します。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。