女性殺害などの罪に問われている男の裁判で、懲役28年の判決が言い渡されました。
判決などによりますと、住居不定・無職の山下克己被告(56)は、同じく無職の天池由佳理被告(39)とともに、おととし3月、車の中で介護助手の門田典子さん(発見当時40)を殺害した殺人の罪や、遺体を愛知県東浦町の畑に埋めた死体遺棄の罪などに問われています。
これまでの裁判で、検察側は強固な殺意が認められる残虐な犯行として懲役28年を求刑。一方、弁護側は山下被告には殺害の動機や、殺人などを裏付ける客観的証拠が無いとし、無罪を主張していました。
12日の裁判で名古屋地裁は、「天池被告とのラインでのやりとりなどから、山下被告が遠回しに殺害を仕向けている様子がうかがえる」などと指摘し、求刑通り懲役28年の判決を言い渡しました。
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