酒を飲んだ状態でトラックを無免許で運転し、小学生をはねたにも関わらずそのまま逃げたとして罪に問われている男に、熊本地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、住所不定の建設作業員、杉野光希(すぎの こうき)被告(33)は去年8月、熊本県益城町領の県道で酒を飲んだ状態でトラックを無免許で運転し、横断歩道を自転車で渡っていた当時8歳の男の子をはねて、けがをさせたにも関わらず、そのまま逃げたものです。

また杉野被告は、飲酒運転の発覚を免れるため、事故後にさらに飲酒していました。

(罪名)
無免許過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱
道路交通法違反

7月12日の判決で熊本地裁の鈴木和彦(すずき かずひこ)裁判官は、杉野被告が以前罰金刑を受けていたことを挙げ「性懲りもなく無免許で飲酒運転に及び、規範意識は薄弱」と非難しました。

一方で被害回復が図られているなどとして、懲役1年6か月、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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