仙台市内の男性カップルが太白区に婚姻届の受理を求めている家事審判についてです。「不受理は違憲ではない」などとする太白区長からの意見書を受け取った申立人の男性が12日会見を開き、「自分たちの声が届いていない」と憤りを露わにしました。

小浜耕治さん:
「これまであげてきた私たちの声が届いていないことが、はっきり書面ででてきたということで、とても憤っています」

仙台家庭裁判所に家事審判を申し立てているのは仙台市内に住む小浜耕治さん(61)と79歳のパートナーの男性です。

2人は今年2月、太白区役所に婚姻届を提出しましたが、不受理となったため、婚姻届を受理するよう求める家事審判を仙台家裁に申し立てました。

7月9日、太白区長は仙台家裁に婚姻届の不受理についての意見書を提出していて、その中で「婚姻は異性間で行われることを前提としている」などとして「婚姻届の不受理は違憲ではない」と主張しました。

小浜耕治さん:
「私たちの気持ちのことはひとつも書いていない。婚姻意思を欠きと書いてある、婚姻の資格がない、意思を欠いている、いや婚姻したいんですよね」

小浜さんは今後、仙台家裁に対し反論の書面を提出する予定だということです。

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