9日午前中から島根県・鳥取県では大雨となっていて、島根県の松江では3時間雨量108ミリを記録し、観測史上最大となりました。

梅雨前線が日本海から東北地方を通って日本の東にのびており、9日は山陰付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、中国地方では引き続き9日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

朝から断続的に激しい雨が降り続いた島根県松江市では、至るところで冠水が発生。松江市春日町の住宅街では、深いところでは水位が腰まできているところもあるということです。

松江市内の道路では、各地で冠水が発生しています。

入江直樹 記者
「正午過ぎの松江市黒田町、道は数十センチの水がたまり、さきほどから立ち往生する車もみられます」

立ち往生した車の運転手
「止まってしまって進まなくなりました。冠水していて戻るに戻れず。危険を感じましたね。かつてこんなことないので」

また、松江市内に設置された河川カメラを見てみると、川と道路の境目は無くなり、あたり一面が茶色い雨水で覆われていることがわかります。

松江では3時間雨量が108ミリとなり、観測史上最大の記録的大雨となりました。

山陰では9日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
9日に予想される1時間降水量は多い所で、
  山陰 40ミリ
9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  山陰 100ミリ

土砂災害や浸水害に厳重に警戒してください。河川の増水や氾濫に警戒してください。

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