22日、北海道小樽市に住む60代の女性が、市役所の職員などを名乗るグループに「介護保険料の還付金」などの名目で、現金約190万円をだまし取られました。警察は還付金詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、21日午後1時半ごろ、小樽市の60代の女性宅に、市役所職員を名乗る人物から男性の声で「介護保険料の返還があります」「今日までが期限なので間に合います」などと電話がありました。
その翌日、銀行職員を名乗る人物から男性の声で「身分証、キャッシュカード、通帳を持ってATM(現金自動け払い機)に行ってください」「私の言った通りATMを操作してください」と電話があり、それを信じた女性は商業施設のATMに向かい、男の指示通りに操作し、4回に分けて合計約190万円を振り込んだということです。
女性は帰宅後、夫と通帳を確認したところ、口座から送金されていることに気づき、警察に「介護保険料の還付金を受け取ろうとしたら詐欺にあったみたいだ」と相談をしました。
警察は、還付金詐欺事件として捜査しています。
また警察は「ATMを操作して還付金が受けとれる」という話は詐欺だとして、不審な電話があった場合は、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。
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