米津龍一気象予報士:

あすのお天気、ポイントはこちら。

雲が主役で弱い雨のところも出てくる見通しです。

天気の主役はこの梅雨前線となります。

低気圧や前線の近くでは、まず雲が広がりやすいんです。さらに、この周辺では雨も降ります。

この低気圧や前線による雲がまず午前中にかかりまして、これがだんだん東へと進む予想となっています。

ですから、県の南の方を中心に、おそらく朝から昼過ぎにかけては弱い雨のところも出てくるんじゃないかと予想しています。

この梅雨前線が、北上してきていることによって、実は梅雨明けの発表があったところがあります。
それが沖縄地方なんです。

沖縄地方ではきょう梅雨明けの発表がありました。平年よりも1日早く、去年よりも5日早い発表です。
今年、沖縄では雨の量が多くなりまして、那覇の平年の降水量はこの梅雨の期間、なんと平年の3.4倍となりました。
沖縄では今年は雨の多い梅雨となっています。

ちなみに沖縄で梅雨明けして関東甲信で梅雨入りしていないのは、過去たった2回しかないんです。それが1967年と2007年となるんですが、関東甲信の梅雨入りは一体いつになるのかを見ていきます。

そもそも平年の梅雨入りは6月の7日頃なんです。

今の時点で梅雨入りしていないというのは、かなり遅いことになります。

最も遅い梅雨入りは6月の22日ということですが私の予想だと、今年はおそらく6月の23日と見ています。
そうなると、最も遅い関東甲信の梅雨入りとなるんです。

梅雨入りした後は、やはり曇りや雨の日が多くなるんですが、注目していただきたい点はもう一点あります。

何かというと、気温なんです。来週は曇りや雨でも気温が30℃以上ですし、7月に入ると35℃以上の猛暑日も出てくる見通し。

今年の梅雨は、期間がたとえ短くても降水量は平年並みで量が多いということになりますし、梅雨に入っても気温が高い状況が続きますから、くれぐれも熱中症にもお気をつけください。

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