19日、国会で改正政治資金規正法が成立しました。
去年から続く政治と金の問題、法改正という結果に街の声は・・・。

改正政治資金規正法はパーティー券購入者の公開基準を20万円から5万円に引き下げることなどが盛り込まれていて、19日に参議院でも可決し、成立しました。

不透明さが指摘されている政策活動費は「10年後に領収証を公開することを検討する」などとしたうえで再来年の1月から施行されます。
これに対して街の声は‥

街の人は:
「少し評価できるだけど、まだまだ。私たちは税金すぐに払わなければいけないので、1円単位からきれいにしなければいけない。どう使ったか、わからないなんてわけにはいかない」

街の人:
「改正されるのはいいと思いますよ。内容についてはまだ足りないと思いますけれど、ちょっとずつ進んでいけばいいのではないかと」

街の人:
「生ぬるい感じがする。世間一般の常識で1年以内に領収書をきちんと出すのが普通だと思いますけども」

街の人:
「使っているお金は表に出してほしい」


また地方行政学の専門家は法改正する原因の究明が不十分だったことが、そもそも問題だと指摘します。

地方行政学が専門 大正大学 江藤俊昭教授:
「法律を改正するときには『何が問題か』を解明しなければいけない。そういう意味では不透明な金の動きの解明ができなかった。責任の所在も明確じゃなかった。それがないと具体的な成果の上がる改正はできないので解明をやるべきだったのに、ずるずるできないまま来たなかで、あいまいな形で決着をつけてしまった」

法律を改正するという結果は出ましたが、それをどう実行していくかという内容がこれから問われることになります。

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