SNSなどを通じてつながった反社会的勢力「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」の男女7人が、北海道旭川市に住む男性2人から金を脅し取ろうとした疑いで逮捕されました。

 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区の自称会社員で六代目山口組二代目旭導会の構成員荻原鳳希容疑者22歳ら、18歳の女2人を含む18歳から27歳の男女7人です。
 荻原容疑者らは、今年3月、旭川市に住む20代の会社員の男性に「人の女連れて何してんのよ。未成年連れ回したら罪になるんだからな。10万円持ってこい」などと脅しました。
 そしてその翌日には男性が勤務する会社に電話をし、応対した別の20代の男性に「社長さんにお金を借りて示談しますと本人は言った」などと言って、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。
 電話に応対した男性が、警察に相談したことから事件が発覚し、警察は裏づけ捜査を進め、18日までに7人を逮捕しました。
 警察によりますと、逮捕された18歳の女がSNSのインスタグラムで男性を誘い出し、男性と一緒にいるところに男らが現れ因縁をつけたということです。
 警察は、捜査に支障があるとして荻原容疑者ら男女7人の認否を明らかにしていません。
 警察は、7人の役割や余罪の有無を詳しく調べています。
 道内でのトクリュウの摘発は、今回が初めてです。

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