シャッターを下ろしたままの店が増えている商店街と協力して学生が飲食イベントを開催しました。

地域の魅力を絶やさないための取り組みに密着しました。

JR大月駅東側の通称「さつき通り」でテーブルやイスを並べているのは大月短期大学の学生です。

学生はこの通りの飲食店と協力して屋外で飲食を楽しむ「外飲み」イベントを開催しようとしているのです。

「外飲み」は2019年、駅の南西側にある通称「平和通り」で始まり、これまで約30回行われてきました。

そして2023年、地域の活性化に協力しようと大月短大の学生が初めてイベントに参加し、これをきっかけに学生は2024年、隣のさつき通りでの初開催に関わりました。

大月短期大学 槇平龍宏教授:
「アットホームに楽しめるようなそういう街というのが、これからの地域の魅力につながっていく」

参加するのは地域経済などを学ぶ学生15人。

今回は出店する8つの飲食店で学生が注文や料理の提供、それに会計などを手伝うことになりました。

「こんにちは」

学生:「売り出したい商品はありますか」
店主:「炒めたりとかはできないから焼き鳥をメインにしてもらえれば」

大月短期大学 小松太河さん:
「都心と比べると少し寂しいイメージはあるが、店主の優しい人柄だったりそういったところが街の魅力。こういった活動を通して人を集められればと思っている」

全長約200mのさつき通りでは、1960年代から70年代にかけて最大約30軒で商売を営んでいました。

しかし店主の高齢化や後継者不足などを背景に店舗は年々減少し、現在は16軒に半減し、このうち9軒が飲食店です。

さつき通りの居酒屋 味処かあちゃん 小俣安雄さん:
「飲んでくだ巻いている人がいなくなった。うるさいけど寂しい。
(学生は)一生懸命な感じがする。お客さんも若い人が現れるのではないか」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。