13日、仙台市の海岸に打ち上げられた猛毒のクラゲ「カツオノエボシ」について、14日、県の港湾事務所は現地調査をしておよそ200匹を回収するとともに看板を設置し注意を呼びかけています。

砂浜で見つかったカツオノエボシ

「カツオノエボシ」は触手に猛毒を持っています。仙台市宮城野区蒲生の海岸で見つかったことを受けて、14日、海岸を管理する県仙台塩釜港湾事務所は、現地調査をしておよそ200匹のカツオノエボシを回収しました。

「カツオノエボシ」は、砂浜に打ち上げられて死んでいても猛毒は消えず、触ってしまうと激しい痛みやかぶれが起きます。また、海岸の入り口など5か所に「クラゲ注意」と書かれた注意を呼びかける看板を設置しました。

仙台うみの杜水族館の安部奏副館長は、従来からこの海域でも見られるものの、出てくる時期が早まっていると話します。

仙台うみの杜水族館安部奏副館長:
「カツオノエボシは、海流に流されてくるもので、黒潮にのって北上してきた時に流れてきて海岸線に打ち上げられることはある。この時期に近くの海岸に漂着するケースを聞かないので、気持ち早い気がする」

今回は、偶然多くの個体が風や潮の流れの影響で漂着したと考えられるということです。死んでいても干からびていても毒が残っているので、見つけても絶対に触らないようにしましょう。また今のところ、宮城県内の他の海岸で目撃情報はないということです。

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